オーストラリアは、ワールドクラスのゴルフコースを多数有しており、ゴルファーにとって憧れの地となっています。それぞれの州において、特色の異なるゴルフがお楽しみ頂けます。タスマニア北東部の野生海岸で、シドニー南部の砂岩海食崖のほとりで、あるいは温暖で晴天率の高いのゴールドコーストで、ご自身のスイングに磨きをかけることができます。ゴルフコースの他にも、世界遺産の驚異、文化色溢れる都市の鼓動、食事やワイン、スポーツイベント、ゆったりとした自然の美しさなど、オーストラリアには多くの魅力が詰まっています。美しい海岸線でくつろぎ、広大なアウトバックを冒険し、野生の動物に出会い、アボリジニーのガイドとともに世界最古の文化をぜひ体験してください。
●キャディーはつきません オーストラリアでのゴルフは基本的にキャディーはつかず、自分で手引きカートを引くか、電動カートを運転しなければいけません。もちろんバンカー処理やラウンドの時間配分もご自身で調整します。スタート地点にある砂バケツを持って行くように心掛けましょう。また、電動カートにすでに備え付けられているゴルフ場もあります。バンカーやグリーン上のボールマークもご自身で修復して下さい。また、日本のように9ホールをプレイしてから昼食を取り残りの9ホールをプレイするシステムはなく18ホールをスルーでプレイしますのでご注意下さい。スパイクはソフトスパイクを使用してプレイをしてください。最近はメタルのスパイクを禁止しているゴルフ場が圧倒的に増えておりますので日本を出発前に手配しましょう。プレイ時間は18ホールを約4時間ラウンドするように心掛けて下さい。中にはかなりゆっくりとしたペースの方々もいらっしゃるので注意しましょう。ゴルフ場のマーシャルが注意を促すこともありますし、次のプレイヤーを先に行かせるように言われることもあります。 ●距離表示はメートル すべての距離の表示はメートル表示ですので、ヤードで距離感を考えているゴルファーはメートル表示に1.1倍をかけて下さい。杭に残りの距離が記されているゴルフ場もあれば、スプリンクラーのヘッドに記されているゴルフ場もあります。 ●ボールは多めに持ちましょう オーストラリアのゴルフ場はラフが深いのでショットを曲げたときは、なかなか見つかりにくいこともありますので、ボールは多めに持参しましょう。
●ブッシュでの注意事項 ブッシュの中でボールを散策したり、ブッシュの中から打つ際には虫にさされることもありますので、ご注意下さい。また、オーストラリア特有のコースにはカンガルーが生息しているエリアもあります、日本では餌付けしているかわいいカンガルーのイメージがあるかと思いますが、中にはどう猛なカンガルーもいますので野生のカンガルーには近付かないことが得策です。 ●GURの表示 コース内にGURと示されているエリアがありますが、日本で言う修理地のことです。ローカルルールに従って対応して下さい。コンペではないプライベートでプレイしているような時はノーペナルティーで、グリーンに近付かないような場所にドロップしてプレイを続行している傾向にあります。
●OBゾーン 白い杭と言えばゴルファーにとっては嫌なOB杭ですがオーストラリアでは白ではないこともありますので注意が必要です。一見OBゾーンには見えなくても思いがけないOBゾーンがあります。特にゴルフ場のまわりにコテージがあるようなリゾートコースでは、そのコテージの前のエリアは普通のフェアーウエイのように芝がきれいに刈られていてもOBになるところがありますので、ティーショットを打つ前にコースレイアウトをよく見るようにした方が良いです。 ●クラブハウスでの注意点 ラウンドをした後のクラブハウスでのビールは最高ですが良く帽子をかぶってラウンド後の一時を楽しんでいる日本人ゴルファーを目にします。オーストラリアではクラブハウス内で帽子を取ることがマナーとされています。汗で髪型がめちゃくちゃになっていたとしても取ることがマナーですので従って下さい。
●オージーとのコミュニケーションも大切 オーストラリア人はとにかく陽気。ビールを飲みながらプレイしている姿を良く見かけます。また良く日本人ゴルファーにも話しかけてきます。日本ではナイスショット、ナイスアプローチと言う言葉をかけて良いプレイをしたゴルファーを賞賛しますが、オーストラリアではグッドショット、グッドアプローチ、トップショットと言う言葉を口にしますので機会があったらオージー風に賞賛してみてはいかがでしょうか?